財務省がさっそく「防衛費増額論」をけん制 国防強化は待ったなしだが、安易な増税論を持ち出すべきではない
2022.04.21
画像:viper-zero / Shutterstock.com
《ニュース》
財務省はこのほど、諮問機関の部会において、防衛費増額論をけん制しました。
《詳細》
財務省は20日、財政制度等審議会の分科会において、防衛費が"増えている"ことを取り上げ、議論しました。
自民党の安全保障調査会が現在、「5年以内に防衛費をGDP比2%にする」よう政府に提言する案をまとめています。このことなども踏まえ分科会では、有識者の委員などから「国民の生活や経済、金融の安定があってこそ防衛力が発揮できる」「防衛費を国債発行などに頼れば、それ自体が我が国の脆弱性になりかねない」「中国の台頭、北朝鮮問題などで防衛費を増やす場合も、裏付けとなる財政運営が不可欠だ」といった意見が相次ぎました。
議論の中では、ヨーロッパなどで防衛費増加とセットで税金の引き上げなど、「財源の確保」が行われていることなども紹介されました。
《どう見るか》
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画