民主派がほぼいなくなった香港立法会が開会 何もせず香港の全体主義化を見逃せば中国の侵略の矛先が台湾・日本に向く

2022.01.13

画像:Cloud Chau / Shutterstock.com

《ニュース》

香港の立法会(議会)が12日、開会しました。昨年12月に行われた立法会選挙では、民主派の議員が落選するなどして排除され、定数90議席のうち89議席を親中派の議員が占めています。

《詳細》

香港では立法会は通常、毎年10月に開会します。しかし、昨年12月の選挙で当選した議員の任期開始に合わせ、異例の1月の開会となりました。議場には新たに中国を象徴する国章が掲げられました。

香港メディアによると、行政長官である林鄭月娥氏は立法会で、今会期で40に上る法案を提出する方針を明かしました。この中には、国安法では取り締まれない政府への抵抗活動を幅広く取り締まる「国家安全条例案」も含まれているといいます。

さらに「フェイクニュースの規制」という名目を掲げ、民主派メディアの報道を取り締まる条例の審議が始まる可能性も報じられています。いずれも条例案や法案が立法会に提出されれば、可決が確実視されています。

《どう見るか》

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ: 立法会  民主派  国家安全条例案  台湾  ウイグル  侵略  香港  一国二制度  北京オリンピック 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら