未来が見えない、巣ごもりの時代にいかに自分を磨くべきか 法話「沈黙の声を聞く」
2021.09.11
コロナ・パンデミック収束の見込みはなく、一人ひとりが明るい未来を描きにくい時代の真っただ中にある。世界的な混迷の中、どのように日々を歩んでいけばよいのだろうかと、迷うことも多いかもしれない。
大川隆法・幸福の科学総裁はこのたび、法話「沈黙の声を聞く」を収録。「宗教の本道に立ち返って、考え方を整理してみたい」とし、個人の生き方や世界情勢の現在について語った。
日本の歴史を見てみると……
大川総裁は冒頭で、日本も20年から30年停滞してきたが、江戸時代も300年近い停滞にあり、現状維持が続いていたとして、高度成長に入れない時代もあることを知る必要があると言及。
また、国内経済が厳しい中だが、世界的にも混乱が続いている。戦後の発展を支えてきた貿易や、観光なども、海外との行き来ができない時代に大きくなることは考えにくく、「バラ色の高度成長がすぐに復活することはたぶんなかろう、というべき」であるとした。
内省的な時代がやって来る
コロナの蔓延と同時に、日本では各地で線状降水帯の影響で洪水や土砂災害が発生している。大川総裁は、疫病、洪水、火災や地震、津波、噴火など自然災害が増えている中で「どうやら、もう一回、やり直せと言われているような感じには見えます」と指摘。「内省的な時代っていうのが、もう一回来るのかなというふうに今、思っています」とした。
そして、何をしても儲かる時代には人間本来の志を失っていくこともあると警告し、「停滞とか、貧しさも、一定の引き締め効果があることはある」と言及。欧米流の民主主義が欲望に流れている面もあることはあるとして、厳しい時代を生き抜く指針として「欲望のコントロールを十分、考えておかねばならない」と投げかけた。
「時代を超越した物の見方」ができるための学び
大川総裁は、これからの時代を生き抜く条件として、「自分自身で古今東西を見渡して、やるべきことはこれ、ということを見出せる人のみが、勝ち抜ける時代になる」として、巣ごもりの時間が増える中での学びの指針を列挙。現代の実学はもちろん、古典を学ぶ意味などについて解説した。
社会が変動しても、最終的に頼りになるものについては「実在界においてまだ確固とした価値として残っているもの」と指摘した大川総裁。情報量が膨れ上がり、価値観が混乱する現代において、この世を生きる上でも、この世を去った世界でも通用する良質な教養を身に着け、「知」を磨くにはどうしたらよいか。宗教の現代的役割を深く考えるきっかけになる法話だろう。
本法話では、他にも次のような論点への言及があった。
- 中国よりも共産主義の理想に近いのは日本!?
- アフガニスタンを制圧したタリバンの「勧善懲悪省」をどう見るか
- 「人権」を守ることばかりを言うアメリカが唯物論に近付く理由
- これからの時代に淘汰されていく情報や仕事について
- 本当に賢いのは、初めてのことに対して「◎◎の◎で◎◎◎能力を持っている人」
- 習近平氏が、洗脳教育を行える理由とは?
- 「沈黙の声を聞く」ために必要なこととは
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
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