UAPタスクフォースや元政府高官からUFO写真や証言多数 急激に変化するアメリカのUFO事情
2021.04.12
「MYSTERY WIRE」に掲載された写真。
アメリカでは、米軍のパイロットが撮影した新たなUFO写真や元政府高官の証言などが、続々と公開される動きが続いている。
「UAPタスクフォース」から写真が流出
UFO調査ジャーナリストのジョージ・ナップ氏とドキュメンタリー作家のジェレミー・コーベル氏はこのほど、米国防総省(ペンタゴン)のUAP(UFO)調査機関である「UAPタスクフォース」から入手したという新しい写真を公開した。
ナップ氏のウェブサイト「MYSTERY WIRE」によると、UAPタスクフォースが空軍のパイロットに、遭遇したUAPを記録するよう要請したところ、2019年3月4日、F-18戦闘機の後部座席に座っていたWSO(兵装システム士官)がiPhoneで3つの異なる飛行物体の写真を撮影したという。
飛行物体はそれぞれ「Sphere(球体)」、「Acorn(どんぐり)」、「Metallic Blimp(金属性の飛行船)」と呼ばれている。
「MYSTERY WIRE」に掲載された写真。
強風の中にもかかわらず静止状態を保つそれらの物体は、外国、とりわけ中国のスパイドローンではないかと疑われ、研究のために捕獲しようと試みられた。しかし失敗し、その正体は未だ不明のままであるという。
また、ドキュメンタリー作家のジェレミー・コーベル氏は、2019年7月に海軍のミサイル駆逐艦ラッセルの上空700フィート(約200メートル)に浮かんでいるピラミッド型の物体を暗視カメラで撮影した映像を入手し、YouTubeにアップした。
三角形がくっきりと映っていたり、うすぼんやりとした影のような三角形がスッと消えていったりという、何とも不思議な瞬間が映し出されている。
ペンタゴンは現在、6月までに公開を要請されている報告書作成のため、こうした情報を収集している最中だ。
元政権中枢からも発言続々
写真が流出するのみならず、元政府高官たちもUFOに関する情報を口にし始めている。
以前、本欄で紹介したとおり、トランプ前政権で国家情報長官を務めたジョン・ラトクリフ氏がFOXニュースの番組で、「公に知られているより、はるかに多くの情報が報告されている」と述べた。
今度はさらに、ビル・クリントン政権時のCIA長官だったR・ジェームズ・ウルジー氏が、UFO研究者ジョン・グリーンウォルド氏のインタビューの中で、UFOについて答えた。ウルジー氏は近年、多くのUFOについての情報を耳にしていたという。
彼は元々、UFOに対して懐疑的だった。しかしある時、「尊敬する人物」から、その人物の友人が上空4万フィート(約12,000メートル)で、「乗っていた航空機が停止し、操作不能に陥った」という異常事態を経験したことを聞く。そして今では、宇宙人の可能性に対して「オープン」となり、もし宇宙人がコンタクトしてくる場合には、人類は友好的であることを望んでいると語った。
UFOは、アメリカではもう安全保障の問題としてだけでなく、宇宙人の存在も視野に入れた問題として急速に認められつつあるようだ。果たして日本は、この動きに追随できるのだろうか。(純)
【関連書籍】
『「UFOリーディング」写真集2』
幸福の科学出版 大川隆法著
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