生物進化の見方──唯物論的進化論 【HSU・木村貴好氏の連載「生命の探究に向けて」】

2020.06.23

HSU未来産業学部 アソシエイト・プロフェッサー

木村 貴好

(きむら・たかよし)1971年、埼玉県生まれ。筑波大学第二学群生物学類卒。同大学院修士課程(環境科学)修了、同農学研究科博士課程単位取得後退学。博士(農学)。応用昆虫学分野の研究を行う。農業生産法人、茨城県農業総合センター生物工学研究所を経て、2008年、幸福の科学に奉職。現在、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティの未来産業学部アソシエイト・プロフェッサー。「自然と環境」「基礎生物B」などの授業を担当。著書に『スピリチュアル自然学概論』。

スピリチュアル自然学概論

スピリチュアル自然学概論

木村貴好著

HSU出版会

今西錦司 自然学の創造

『今西錦司 自然学の創造』

木村貴好著

デザインエッグ社

今回からは、「歴史」について語りたいと思います。もちろん生物の「歴史」、つまり、「進化論」です。まず、進化論が現代にもたらしている影響を見るため、こんな寓話から始めましょう。

人を破滅させることを生業とする悪魔が、店じまいしようとして商売道具を売りに出しました。その時、最も使い込んだ跡があり、高値をつけていたのが、「取り越し苦労」や「欲望」ではなく、「失望」の楔でした。

しかも、さすがは悪魔。店じまいというのは嘘で、いくつかの道具を売り払って得た金よりも大事に抱えていたものがありました。「これさえあれば、失望の楔などはどうでもよい。唯物論も無神論も思うがままに広げられる」。その手に握られていたのは、「進化論」という楔でした。

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タグ: 生命の探究に向けて  進化論  唯物論  信仰  有神論  地獄  メンデル  無神論  渡部昇一  HSU  ダーウィン  木村貴好 

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