中国スマホ大手がユーザーの行動をアリババに共有 シークレットモードでも意味なしか
2020.05.03
香港のXiaomi店舗。Anson_shutterstock / Shutterstock.com
《本記事のポイント》
- 中国スマホ大手のXiaomiが、中国ネット通販大手アリババにユーザー行動を共有
- コロナ騒動で、「チャイナリスク」に世界が目を向けつつある
- 独裁政権と付き合うことが何を意味するのか、今こそ考えるべき
中国スマートフォン大手のXiaomi(シャオミ)が、ユーザーの端末行動を記録し、中国ネット通販大手アリババのサーバーに送っていることが明らかになりました。セキュリティ研究者のガブリエル・サーラグ(Gabriel Cirlig)氏が発見し、米フォーブス誌が報じました(4月30日付電子版)。
サーラグ氏によると、Xiaomiのスマホ「Redmi(レッドミー) Note 8」が、ユーザーが訪れたウェブサイトや開いたフォルダ、スワイプしたスクリーンなど、端末上で行われた行動のほとんどを記録し、シンガポールやロシアにあるアリババのサーバーに送っていたということです。
同氏は、ユーザーが「シークレットモード」を使っていてもこうした追跡が行われていると見ており、Xiaomiのスマホについて「電話機能を備えたバックドアだよ(It's a backdoor with phone functionality)」とフォーブスの取材にコメントしています。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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