反政府デモが続くイランは、変われるのか?
2019.11.21
イランで起きた反政府デモ活動の様子。
イランでは、政府が予告なくガソリン価格を値上げしたことがきっかけとなり、各地で反政府デモが起きています。
首都テヘランをはじめ、100カ所近くの都市や町で、約8万7千人がデモに参加。デモ隊の一部は100以上の銀行や、ガソリンスタンド、公共の建物、警察車両などに放火しました。
政策への批判を超えて、最高指導者ハメネイ師を批判するデモ参加者も、現れています。イランで最高指導者が批判されることは、異例なことです。
政府はデモ隊に対して、厳しい姿勢を見せています。
デモの中で1000人近くの参加者が当局に拘束されたと見られています。国際的な人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は19日、「死者は少なくとも106人に上る」と発表しました。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)も19日、「実弾が使われたことが多数の死者の発生につながった可能性がある」との声明を発表しています。
デモ鎮圧のために出動する警察。
以下のイランのサイトにはデモの動画がアップされており、緊迫した様子がうかがえます。
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