受け継がれる愛の精神 香港の自由を求める「レノン・ウォール」が世界に広がる

2019.09.09

香港・ツェンワン区にできた「レノン・ウォール」。色とりどりの付箋に、香港市民の自由を求める声がつづられる。画像はmidnite Photography / Shutterstock.com。

《本記事のポイント》

  • 香港の自由を求める「レノン・ウォール」が世界に広がる
  • ジョン・レノンの魂は、今でも中国の民主化に働きかけている
  • 人々の自由を求める心が、独裁政権を崩壊させる力となる

香港のデモをめぐり、香港政府と市民の攻防が続いている。

林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が4日に「逃亡犯条例」改正案の撤回を表明したが、民主活動家たちは「遅すぎる」と冷めた反応を見せる。香港を"本土化"しようとする中国政府の試みに対し、市民たちは今なお抵抗を続けている。

ニュースではよくデモの様子が取り上げられるが、抗議活動はそれにとどまらない。今、香港中に市民の「声なき声」が集まる"壁"ができている。

「レノン・ウォール」。そう呼ばれる壁が、すでに香港の数十カ所に存在するという。地下道や歩道橋の壁に、赤や黄色の付箋が貼られ、自由を求める市民の声が集められている。

レノン・ウォールの起源は、1980年代の共産主義体制下のチェコスロバキアで、若者たちがジョン・レノンの死を偲んでメッセージを記したのが始まり。2014年の雨傘革命の時にも、デモ隊が占拠した金鐘(きんしゅう)の歩道橋に現れたが、今回は香港中に出現し、さらには海外にまで広がっている。オーストラリア各地の大学でも、レノン・ウォールがつくられ、自由と民主主義を讃えるメッセージが貼られている。

香港北東部・太古にあったレノン・ウォール。Kapi Ng / Shutterstock.com。

2014年の雨傘革命の時に金鐘の歩道橋にあったレノン・ウォール。Lewis Tse Pui Lung / Shutterstock.com。

オーストラリア・メルボルンにある、香港を支援するレノン・ウォール(7月時点)。ymgerman / Shutterstock.com。

「君が毛沢東の写真を持ち歩くつもりなら 君は誰の心も変えられない」

中国が文化大革命の真っ只中にあった1968年、英ロックバンドのビートルズが発表した「Revolution」という曲にはこうある。

「みんな世界を変えたいと願っている。でも君が破壊について語っている時は 僕を仲間にカウントしないでくれよ」「君が毛沢東の写真を持ち歩くつもりなら 君は誰の心も変えられないし 何も成し遂げられないよ」

愛と自由が人々の心をつなぎ、世界に平和をもたらすと考えたジョンにとって、「革命は銃口から生まれる」とする共産主義思想は受け入れられなかったのだろう。

暗殺から40年近く経った今なお、その精神は共産主義への防波堤となり、香港の人々を奮い立たせている。

中国の民主化に働きかけるジョン・レノンの霊

愛と自由を求めるジョンの魂は今も"生き"、活動している。

今年1月、大川隆法・幸福の科学総裁の元にジョンの霊が現れ、霊言が行われた。そこでジョンの霊は、中国政府に対する強い警戒感を示し、中国民主化を霊的に支援していることを明らかにした(以下、引用は『ジョン・レノンの霊言 天国から語る「音楽」「愛と平和」「魂の秘密」』所収)。

やつら (中国政府) は、"民主主義の皮"を被ってるけど、本当は『全体主義』なんで。『人治主義』なんだよな。 (中略) 日本文化もアメリカ文化も入らない、イギリス文化も入らないところっていうのは、やっぱり、おかしいんだよ。

香港が象徴じゃない、ねえ? 百五十年、イギリスに植民地支配されて、中国に返ったらうれしいはずだよ。中国語をしゃべってるのにね。だけど、うれしいはずのところが嫌がって、『雨傘革命』でしょ。起きてるでしょ。『雨傘革命』の背景には、それは、大川隆法先生のご巡錫もあったが、いやあ、私たちの働きもあるわけよ

だからね、今、そこに、『全体主義』という名の無神論があるんだよ。あるいは『人治主義』。『偽物の現人神』が統治してる国家があって、民衆は、支配されていると知らずに支配されていることがあるんで。「文化統制」によってね。 (中略) そういうものを破らなきゃいけない。それはね、ビートルズでも破れなかった"壁"があるんだろうし

その上で、独裁国家の民主化を促すには、音楽や芸術、映画など国民が「ほしいものをつくる」のが一つの手だと述べた。

レノン・ウォールの付箋に書かれた一枚一枚のメッセージは微力かもしれない。

しかし、人々の自由を求める心が結束すれば、共産主義圏だった東欧のように、中国政府も崩壊の運命をたどる。どれほど強大な権力を持っていても、人々の心は支配できない。その事実を、中国政府は思い知らされるだろう。

(片岡眞有子)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『自由のために、戦うべきは今 ─習近平vs.アグネス・チョウ 守護霊霊言─ (香港革命)』大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2250

幸福の科学出版 『ジョン・レノンの霊言 ─天国から語る「音楽」「愛と平和」「魂の秘密」─』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2151

【関連動画】

ジョン・レノンが生前に激白!「先の大戦は日本の正義の戦争だった」【ザ・ファクト】

https://youtu.be/wDe7nYpvoYA

【関連記事】

2019年9月7日付本欄 アグネス・チョウ(周庭)守護霊の発言を中国メディアが批判 「霊言」をめぐる論争に発展

https://the-liberty.com/article/16227/

2019年4月号 ジョン・レノンはイエス・キリストだった - 新 過去世物語 特別版 人は生まれ変わる

https://the-liberty.com/article/15429/

2019年3月18日付本欄 ジョン・レノンのソロ曲をイエス・キリストの考え方で分析してみた

https://the-liberty.com/article/15524/

2019年2月27日付本欄 ジョン・レノンはキリストだった!? ビートルズのキリスト教を感じるエピソード

https://the-liberty.com/article/15472/

2014年12月号 守護霊って何ですか?

https://the-liberty.com/article/8606/


タグ:

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら