アメリカ海軍に毎日のようにつきまとうUFO 危うく戦闘機と衝突も
2019.06.04
写真はイメージです。
《本記事のポイント》
- 12時間、高速で飛びながら、空中に留まる物体
- 赤外線カメラは捉えるが、目視できない物体と危うく衝突
- 日本政府もUFOや宇宙人の調査・研究、情報開示を
これから紹介する事件は、2014年夏から2015年3月に起きた。
当時、アメリカ海軍が同国の東海岸で演習中、毎日のようにUFOが間近に現れた。あやうく戦闘機と衝突しかけたこともあったという。5月26日付米ニューヨーク・タイムズ紙が伝えている。
2014年夏、バージニアからフロリダ沖で演習をしていた空母セオドア・ルーズベルトの飛行隊のパイロット、ライアン・グレイブス大尉ほか4人のパイロットたちは、上部を回転させながら風に逆らって飛ぶ奇妙な物体を目撃。
高度3万フィート(約9100メートル)から海面をハイパーソニック(極超音速)で飛ぶその物体に、エンジンや排気炎のようなものはなかった。あるときは12時間、高速で飛びながら空中に留まっていたという。通常、膨大なエネルギーを必要とする航空機が、そのような長時間、その状態で滞空するのは不可能だ。
赤外線カメラは捉えるが、目視できない物体と危うく衝突
別のパイロットは、その物体と危うく衝突しかけた。
最初はレーダーで確認、そしてその物体の300メートル下に接近。ところが、レーダーでは確認できるが、彼のヘルメットのカメラでは何も見えなかった。
また別の日には、赤外線カメラで捉え、訓練用ミサイルがロックオンするも、目視できなかった。あるときなどは、縦に30メートルの間隔で飛んでいた戦闘機の間を、その物体がコックピットの横をかすめて飛び去っていき、危うく衝突するところだった。その物体は、立方体を内包する球体のように見えたという。
2015年3月、空母セオドア・ルーズベルトが、イラクとシリアでのIS掃討作戦の任務でフロリダ沖を出てペルシャ湾に向かって以降、こういったUFO事件は減っていった。なお、これらの目撃情報は報告され、公式に記録されている。
10年来、戦闘攻撃機F/A-18スーパーホーネットのパイロットだったグレイブス大尉は、このほどニューヨーク・タイムズに写真とともにインタビューに登場した。5月末アメリカで放映されたヒストリーチャンネルの新しいドキュメンタリー「Unidentified」でも大きく取り上げられた。
大胆に姿を現した「tic tac」型のUFO
ところで、この事件の10年前の2004年にも、別の目撃事件が起きていた。
カリフォルニア沖にいた空母ニミッツからのUFO目撃が記録され、その映像が公開されるやいなや、全世界で大きな話題となったことがある。
その形状から「tic tac」(アメリカで知らない人はいないミントのタブレット菓子の名前。白い楕円形をしている)というニックネームの付いたそのUFOもまた、大胆に姿を現し、米軍の度肝を抜いた。
以下の動画は、イギリス国防省でUFOを調査していたニック・ポープ氏のUFOインタビューだ。6分25秒から40秒の辺りに、そのUFOがどのように見えたのかを再現した映像がある。是非ご覧いただきたい。
巨大な白い物体が海中に見え、その上をホバリングして急加速する白い「tic tac」。最前線の現場でこのようなUFOを見た時、どのような思いを持つだろう。国民の生命や安全を守る立場から、「何が起きているのか分からないが、この事実をもみ消してはいけない」と思ってもおかしくない。
日本政府も本腰を入れて、UFOや宇宙人の調査・研究、情報開示を
少しずつ「彼ら」の現れ方が露骨になってきているとともに、アメリカも少しずつ情報を出し始めている。このようなことが頻繁に起きるため、米海軍では、すべてのUFO情報を報告するための新しいガイドラインも策定中だ。
ニック・ポープ氏は、ニューヨーク・ポスト紙の記事で、「ついにUFOはフリンジ(非主流なもののこと)からメインストリーム(主流)になった」と語っている。多くのメジャーなメディアが書き立て、議会も大きな関心を持ち、あらゆる関係者が記録し続けているからだ。
同様のことが、日本の自衛隊の周辺でも起きているのではないか。もしそうだとしたら、この事実をいつまでも握りつぶし続けることは、国民の生命・安全を脅かすことになる。日本政府も本腰を入れて、UFOや宇宙人に対する調査・研究、そして情報の開示を進めていくべきだろう。(純)
【関連記事】
2018年3月16日付本欄 米軍の新たなUFO映像が公開 日米ともにUFO研究は国防の一部にすべき
https://the-liberty.com/article/14231/
2018年11月8日付本欄 米連邦議会でUFOヒアリング調査 少しずつ進む情報公開
https://the-liberty.com/article/15080/
2019年4月25日付本欄 米海軍がUFO目撃報告のためのガイドライン作成中
https://the-liberty.com/article/15704/
【参考記事】
5月26日付米ニューヨーク・タイムズ紙 「何だあれは?!」海軍パイロットがUFOを報告
https://www.nytimes.com/2019/05/26/us/politics/ufo-sightings-navy-pilots.html
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画