渡部昇一氏による「霊界レポート」発刊の意義とは
2017.11.13
今年4月、86歳で亡くなった、評論家の渡部昇一氏。保守系言論人として、多数の著書を著し、日本の言論界をリードした。
亡くなって半年、渡部氏の霊が、幸福の科学・大川隆法総裁を通して「あの世の生活」をレポートしてきた書籍『渡部昇一 死後の生活を語る』が、このほど発刊される。
書籍の発刊にあわせ、大川総裁は12日、幸福の科学・東京正心館で「新しい霊界入門―『渡部昇一 死後の生活を語る』講義―」と題し、法話を行った。
渡部氏のレポートは、死後の世界の証明
大川総裁は、「 半年前まで評論活動を現役でやっておられた方が、あの世に還ってからの生活をレポートするということは、極めてセンセーショナルなこと 」と、霊言発刊の意義を語った。
大川総裁は、「人間の本質は魂であり、『霊界』『あの世』といわれる世界が、本来の世界」「この世は、さまざまな経験を積んで魂を進化させるための『魂修行』の場であり、修行を終えたら本来の世界である『あの世』に帰ることになる」という教えを繰り返し説いてきた。
この「霊界」「あの世」の証明として、大川総裁は霊言を発刊し続けているが、その中でも、つい最近まで第一線で活躍していた一流の言論人が、あの世の生活を具体的に描写した霊言はきわめて貴重なものといえる。
渡部氏の功績や思想は多くの人に知られているため、「このような考え方を持っていた人が、死後、どのような世界に還り、どんな生活をしているか」が分かれば、多くの人が、具体的に霊界の様子をイメージできる。
過去、霊界がないということを理論的に証明した人はいないが、「あの世がある」ことを証明した人はたくさんいる。
生前の渡部氏も、そうした書籍を学び、あの世や魂の存在を信じていたが、霊言を通じて、「証明する側」に回ったことは極めて意義深い。
渡部氏が帰った霊界の秘密
霊界では、魂の個性や進化に合わせて、多様な世界が展開している。通常は、その人が生前信じていた宗教と縁の深い霊界に還るという。
だが、渡部氏の霊は、『渡部昇一 死後の生活を語る』において、「キリスト教式で教育も受けたし、仕事もしたし、最期のお別れもしてはもらったけど、あの世に還ってきてみると、何だかちょっと日本的で」「それで、神道のほうへ行くと思ったが、神道というよりは『仏教』のような感じの世界のほうが近いので」と戸惑いを見せている。
大川総裁は12日の法話で、生前、信じていた宗教と異なる宗教霊界に還っていることについて、「 珍しい報告です 」と述べ、渡部氏が仏教霊界にいることについて次のように解説した。
「 自助努力とか勤勉を重視する考え方を持ち、セルフ・ヘルプを強く言われた方で、またそれを実践され、成功された方でもある。これは実は、釈尊の縁起の理法の考え方、そのものであった 」
「 セルフ・ヘルプ型の思想を持つと仏教霊界のほうにつながっていく可能性が高い 」
霊界では、念いがストレートに展開する世界だ。
どの「宗教」に属していたかというよりも、本人が常日頃から心に抱いている「思想」「考え方」が、死後に還る世界を決めることが示された。
大川総裁は、生前の渡部氏の著作に触発され、励まされた経験を語りつつ、「 日本にとっては、灯台の光であった方だと思っている 」と、その功績を称えた。
最後に、渡部氏亡きあと、この国の行く末を照らしていく使命を全うしたいと決意を述べ、法話を締めくくった。
なお、本法話で大川総裁は、以下のような論点にも言及した。
- 大川総裁と渡部昇一氏との対談のエピソード。
- 天国でも、霊太陽が見える場所と見えない場所がある?
- 地上に生まれて「個性」を持つことの意味。
- あの世の渡部氏は一人で住んでいる?その理由は。
- この世に生まれ変わってくるきっかけは。
- 死後、すぐには地獄界を「探訪」できない?
- あの世でも宗教リーダーが求められている。
【関連書籍】
幸福の科学出版刊 『渡部昇一 死後の生活を語る』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1944
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2017年4月19日付本欄 渡部昇一氏、霊言で語った日本人への"遺言"
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2014年8月号 幸福実現党・釈量子×故・渡部昇一氏 愛国対談【再掲】
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