シャープ買収の本当の狙い 鴻海に見る台湾企業の苦悩とは? - ニュースのミカタ 2
2016.03.30
鴻海を率いる郭氏はシャープ本社を訪れ、経営陣らと買収について協議した。写真:東洋経済/アフロ
2016年5月号記事
ニュースのミカタ 2
経済
シャープ買収の本当の狙い
鴻海に見る台湾企業の苦悩とは?
経営不振が続く、日本の家電大手シャープを、台湾の鴻海精密工業(以下、鴻海)が買収するというニュースが話題になっています。ここには、表立っては報じられない、ある事情が隠れています。
まず、鴻海がどんな企業なのか見ていきましょう。
同社が設立されたのは1974年。アップルや任天堂など自社工場を持たない企業から、スマホなどの生産を請け負い、急成長してきました。
鴻海の昨年の売上は約15兆円。これはシャープの売上の約5倍で、台湾のGDPの約3割に当たります。今や鴻海は、電子機器を受託生産する企業の世界最大手です。
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