2009年4月号記事

独断と偏見で読み解く

都道府県〔お国柄〕図鑑⑨

静岡といえば、「横に長い」というイメージが強い。海岸線の距離はおよそ500km、東海道をこだま号で走るとすれば、通過するまでに1時間以上かかる。それだけにお国柄の違いが顕著に見られるが、温暖な気候は、おしなべて静岡県民の気質を穏やかにしたようだ。お茶、サッカー、富士山、うなぎ……と静岡の代名詞は数多いが、ちょうど日本の中間点にあって東西文化の接点でもある。そんなわけで平均的な日本人の象徴とされる静岡県民だが、果たしてその実態はどうなのだろうか。県民性研究会編 イラスト/太田恵美