大田実少将(画像はWikipediaより)

戦後70年を迎えた今年、沖縄戦が再び注目を浴びています。今月22日には、沖縄戦で約3500人が犠牲になった伊江村で、「芳魂之塔平和祈願祭」が行われました。

本欄ではこれまで、沖縄戦の司令官であった牛島満中将や水上特攻を敢行した「戦艦大和」などを取り上げてきました。今回は、牛島中将とともに戦った大田実少将にスポットを当てます。

沖縄戦で大田少将は、約1万人の将兵を率い、沖縄本島の南西部にある小禄(おろく)半島で戦闘を指揮し、玉砕しました。なぜ大田少将は沖縄に送られ、どのような最期を遂げたのでしょうか。