オウム教による地下鉄サリン事件から20日で、20年が経つ。都内で起きたこの無差別殺人テロでは、早朝の通勤・通学客など計13人が犠牲者になり、国内外で大きな衝撃が走った。
マスコミが報じない「真実」を伝えるネット・オピニオン番組「THE FACT(ザ・ファクト)」は、「オウム事件20年~いま、明かされる地下鉄サリン事件解決の真実~」と題し、一連のオウム事件について、その真相を伝えている。約12分間の番組は、番組のYouTubeチャンネル( http://www.youtube.com/user/theFACTtvChannel )で見ることができる。
幸福の科学はオウムの危険性をいち早く見抜いた
あまり知られていないことかもしれないが、一連のオウム事件解決の裏には、幸福の科学が大きな役割を果たしている。
マスコミや宗教学者の多くがオウムの危険性を見抜けない中、幸福の科学は1991年という早い段階から、テレビの討論番組や教団機関誌でのオピニオン発信、デモ活動などを通じて、警鐘を鳴らし続けてきた。
また、本番組では、オウムが起こした、目黒公証人役場事務長(当時)の仮谷清志さん拉致事件の第一通報者は幸福の科学職員であることも明かされている。
拉致事件後、多くのマスコミがオウムと距離を置く中、幸福の科学関係者は、假屋さんを救出するために、危険を顧みず、オウムの宗教施設がある「サティアン」に乗り込んで調査を重ねた。
当時、この事件の解決にかかわった関係者のインタビューも収録され、緊迫した様子を伝えている。
残念ながら、警察が強制捜査に踏み出す前に、地下鉄サリン事件が起きてしまった。だが、「宗教弾圧」との批判を恐れて強制捜査に及び腰だった警察を動かしたのは、幸福の科学のデモ活動だ。
教祖である麻原彰晃が逮捕され、東京からサリンをばらまくという、オウムの「国家転覆計画」を未然に防いだ点で、非常に大きな行動だったと言えよう。
オウム信者のポーチ発見など、事件解決の裏側が明らかに
「ザ・ファクト」取材班は、仮谷さんの拉致事件の現場、サティアンがあった山梨県旧上九一色村(現・富士河口湖町)などを訪れ、事件当時を振り返っている。
番組では、幸福の科学職員が取材中に発見したオウム信者のポーチが、事件を大きく進展させる鍵になったなど、当時者だからこそ語ることのできる事件解決の裏側が明かされている。
オウム事件をきっかけに宗教法人法が改正されるなど、宗教全体に対する偏見が広まった。しかし、オウムから命がけで日本を守った宗教があったことを、この番組を通して知っていただきたい。(冨)
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幸福の科学出版 『宗教学者「X」の変心』 大川隆法著
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幸福の科学出版 『宗教学者から観た「幸福の科学」』 大川隆法著
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