※有料購読記事でお届けする「そもそも解説」では、「政治・経済のこんなことがわからない、解説して欲しい」という、記事リクエストを受け付けて参ります。詳細は、記事の最後を参照下さい。
幸福実現党は「この国に、もっと自由を」をスローガンに掲げています。日本は自由なのでは?……と思うでしょうが、実はそうではありません。その象徴が「重税」と「規制」です。
日本が、114カ国名中、33番目に「重税」だという話は、「日本の消費税は外国より低い、という説の3つの嘘」(11月28日付本欄)でお示ししました。( http://the-liberty.com/article.php?item_id=8823 )
今回は日本の「規制」の中から、「こんな規制があるの!?」という身近な例を、タクシー、薬、病院、住宅から4つご紹介いたします。
(1)日本のタクシー運賃はニューヨークの2倍近い
駅から目的地まで遠いときや、荷物が多いときに利用したいタクシー。この運賃が、日本では他の先進国よりも高いという事実をご存知ですか? 例えばニューヨークのタクシー料金は、日本の約6割、イギリスでも約8割と低いのです。
日本のタクシー料金が高いのは、政府の規制が原因です。「運賃の値下げで、ドライバーの収入が下がってはいけない」という理由で、役所が運賃に規制をかけているのです。一時流行った500円の「ワンコインタクシー」も、役所から値上げが要請されました。
しかし、値段が上がればお客さんがつかまらず、タクシー運転手の収入も下がります。政府の規制は「余計なお世話」なのです。