英フィナンシャル・タイムズ紙がこのほど、「国際政治でのナショナリズムの奇妙な復活」と題し、ヨーロッパ各国で右派政党が躍進する政治情勢を警戒する記事を掲載した。
記事の中では、ロシアのプーチン大統領を最も警戒すべきナショナリストと名指し。ドイツやハンガリー、スウェーデン、フランスのそれぞれの国で、反欧州連合(EU)などを掲げる右派政党が一定の支持を得ていることから、着実にナショナリズムが広がりつつあるとした。
ヨーロッパの統合を目指してきたEUは、大きな曲り角に立っている。EUを支えてきたキリスト教系政党も、各国で議席を落とすなど、統合を前進させる機運はほとんどなくなりつつある。