2014年9月号記事
著者インタビュー
九鬼 一
『新しき大学とミッション経営』著者 幸福の科学大学総長就任予定
九鬼 一
(くき・はじめ)学校法人・幸福の科学学園副理事長〔大学設置構想担当〕。幸福の科学大学総長就任予定。1962年生まれ。早稲田大学法学部卒。共同石油(現JX日鉱日石エネルギー)を経て幸福の科学に入局。宗務本部長、総合本部事務局長、幸福の科学出版(株)社長、大阪正心館館長、幸福の科学学園理事長などを経て現職。
感動と創造性に満ちた大学を創る
新時代の大学のあり方を示した『新しき大学とミッション経営』など計3冊の著書を上梓した九鬼一氏。九鬼氏は、来年春、千葉県に開学予定の幸福の科学大学(仮称・設置認可申請中)の開学準備の責任者(幸福の科学学園副理事長・大学設置構想担当)。大学開学後は総長に就任する予定だ。著書で語られた同大学の使命について聞いた。
―― 今回、企画から出版までわずか1週間という信じがたいスピードで3冊のご著書を出されました。
九鬼: 周りの方々の協力があってこそのことですし、幸福の科学大学の設立に関わる仕事をしているので、常日頃から考えていることをお話しただけです。実際に、3冊出すことができて私自身も驚きましたが、現在やっている仕事について「準備がないからできない」というのは言い訳になってしまいます(笑)。その意味では、「いつでも本番」のつもりで臨んでいます。
―― 『新しき大学とミッション経営』では、全入時代だからこそ、本来の学問の精神に立ち返って新しい大学を創ると語られています。
九鬼: 本書では、幸福の科学大学のミッション(使命)について述べています。この大学の建学の精神は「幸福の探究と新文明の創造」です。
古今東西の様々な学問は、突き詰めれば「幸福の探究」を目的とするものでした。私たちは、学問の根本の精神に立ち返って考えていこうとしています。
過去の学問も学びますが、それらを十分に踏まえつつ、徹底的な未来志向の大学にするつもりです。実は、幸福の探究という根本に戻るからこそ、未来への責任が明確になるのです。
明治以降は欧米輸入型の学問が中心でしたが、世界の各文明圏に行き詰まりが見られる現在、今度は日本がリーダー国家となって世界を幸福に導く「新文明の創造」を為さねばなりません。そのニーズに真正面からチャレンジしていくのが幸福の科学大学です。