世界的な人口増などによって予想される水資源の不足に備え、世界の大企業が多額の投資を始めている。

食品・飲料会社ネスレのピーター・ブラベック会長は、15日付フィナンシャル・タイムズ(FT)紙のインタビューで、水資源の不足の問題に関し、「地球温暖化の問題以上に優先順位が高い」と話した。ネスレ社は、水処理の工場や水使用量を減らすための設備投資に、2013年だけで3100万ユーロ(約43億円)を投じており、スペインの工場で使用する水の量を60%減らすことに成功している。