在米中国大使館前の通りを、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏にちなんで「劉暁波プラザ」に改称することが、2015会計年度の歳出法案の修正案として米下院歳出委員会で可決された。天安門事件から25年を経て、人権保護に力を入れるアメリカからのメッセージであるとともに、中国に対して民主化を求める狙いがある。

同修正案の提出者の一人であるフランク・ウルフ氏は、中国の人権蹂躙の歴史に関して批判的なことで知られる人物。今回の改称で「大使館宛に届く全ての手紙に劉氏の名前が記載されることは中国への圧力になる」と意義を強調した。またウルフ氏は、中国が米下院議員のパソコンをハッキングした事件の際に被害を報告した議員でもあり、中国に対し強く変革を求め続けている。