直木賞作家の渡辺淳一氏が亡くなって1ヶ月が経つ。整形外科医をしながら小説を書き、1970年には寺内正毅をモデルにしたという「光と影」で直木賞を受賞。デビュー以来40年以上にわたって執筆活動を続けてきた。不倫を描いた性愛小説として有名な「失楽園」は映画化もされ、観客動員数が200万人を超える大ヒットとなった。「失楽園」という言葉が1997年の新語・流行語対象に選ばれるなど、社会に大きな影響を与えた作家として知られている。
大川隆法・幸福の科学総裁はこれまで、山崎豊子や松本清張、三島由紀夫など、多くの作家たちの霊言を行ってきた。同じような社会悪をテーマにした小説を書いても死後に還った世界は異なったり、凄惨な人生の最期を遂げても天国に還っていたりするなど、死後の様子はさまざまだった。
死後わずか11日目にして、大川隆法総裁のところへ現れた渡辺淳一氏の霊は「(私の小説は悪事を抑止するような)教育効果があって出ているのであって、簡単に、単純に『悪だ』と決めつけてはいけない」など、言葉巧みに霊言の収録をするよう迫り、「痴の虚人 渡辺淳一」の本心を語ることとなった。その内容を収めた『「失楽園」のその後 痴の虚人 渡辺淳一 直伝』(大川隆法著)が29日から全国の書店で順次発刊されている。生前多くの賞を受賞し、作家として成功をおさめた渡辺淳一氏が還った死後の世界はどのようなものだろうか。
渡辺氏の霊は、自らが地上を去って霊になっていることを自覚しており、現代のエロス神を自称して、独自の性愛哲学を披露。不倫や同性愛について、小説の背景にあった本音を大胆に述べるとともに、地上の作家にインスピレーションを送って「新しい倫理観」を打ち立てるという今後の抱負を語った。死後の世界でかの有名な精神科医と友人になったことや、生前から自分を指導していた驚くべき霊人の名前にも言及している。
地上では人間の姿をしていても、あの世では自分の心がそのまま姿形となって表れる。渡辺氏の心がどのような姿となって変化をもたらしたのか霊言で明らかになった。本書を読めば、地上で持っていた価値観が、死後の世界で自分にどのような影響をおよぼすのかが分かる。渡辺氏の霊が語ったように、地上で生きる私たちに"教育効果"のある一冊となった。
渡辺淳一作品のファンはもちろん、複雑な恋愛事情にお悩みの方にもぜひ一読いただきたい。
【関連書籍】
幸福の科学出版 『「失楽園」のその後 痴の虚人 渡辺淳一 直伝』大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1161
幸福の科学出版 『「煩悩の闇」か、それとも「長寿社会の理想」か 瀬戸内寂聴を霊査する』
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1149
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