5日付毎日新聞によれば、開通は今年6月の予定。これが開通すれば、 北京 と上海が新幹線で4時間で結ばれる。中国の二大都市が高速鉄道で結ばれる意味は大きい。二つの経済圏の一体化が進み、さらなる経済成長が望めるからだ。
ただ、気になる点は、この新幹線の安全性。日本の川崎重工業の車両をベースにしているが、中国はこれを改良して最高時速350キロにまでもっていった。
これに対しては、 JR東海の葛西敬之会長が「中国の高速鉄道は安全性を軽視することで、限界まで速度を出している」「技術は外国企業から盗用」と指摘している。
技術を提供した JR東日本と川崎重工業は、万一、事故が起こった場合、「中国側は日本側に責任を求めない」との確認をとっているという。
中国の新幹線が安全に運行されるのか注目ポイント。一方、日本も新幹線のスピード化を図ったり、リニア新幹線の大幅前倒しを進めるなど、やるべきことは多い。(織)

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