小田原の児童相談所に「伊達直人」を名乗る人物から寄贈があったという。このローカルニュースにふれて心温まらない人はいないのでは。

伊達直人とは1970年代のアニメ「タイガーマスク」のヒーローの名前であり、このヒーロー自身が孤児院の出身で、孤児たちのつらさを身をもって知っているので、自分が正義の味方タイガーマスクであることを隠して孤児院への慰問を繰り返すというストーリー(YouTubeにも動画あり)。

誰もが楽しんだアニメの主人公がモデルとなって小さな篤志家が生まれるとは日本的な現象だが、本来は義務教育で、たとえば安田財閥の創始者・安田善次郎などの篤志家について子供たちにしっかり教え、人として立派なあり方のサンプルイメージを持たせるべきではないか。(T)

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