今年92歳を迎える、日本で一番有名な尼僧・瀬戸内寂聴氏。2月の東京都知事選では、反原発を主張した元首相の細川護煕氏の応援演説に立つなど、衰え知らずの活躍ぶりを見せる。

小説家として、自らの不倫体験を描いた小説『夏の終わり』で女流文学賞をとるなど、数々の賞を受賞。51歳で天台宗に出家したのちの著書『寂聴 般若心経』は、1年で43万部を売り上げた。2006年には文化勲章も授与されるなど、尊敬を集める一方で、夫の教え子と不倫関係になり、娘を捨てて家を出たという過去を持ち、出家後も愛欲小説を書き続けている。

そんな瀬戸内氏は、長寿社会に現れた理想像なのか、それとも愛欲小説通りの人物なのか。大川隆法・幸福の科学総裁が瀬戸内氏の守護霊を招霊し、その本心を聞いた。その内容を収録した『「煩悩の闇」か、それとも「長寿社会の理想」か 瀬戸内寂聴を霊査する』(大川隆法著)が11日から、全国書店で順次発刊される。

瀬戸内氏の守護霊は、自身が数多く受けている賞についての思いや、反原発で熱心に活動する理由などについて赤裸々に語った。また、本来は、「悩みが大きければ、そのなかから得られる悟りも、また大きい」ということを意味する「煩悩即菩提」については、「『愛欲をそのままに愛すること』が悟りへの道」と、仏陀の教えからかけ離れた考えを示した。

大川総裁は同書のあとがきで、瀬戸内氏に「『反省なるものを通して、人の魂は光るのだ。』ということを伝えたい。そして、世迷い言で迷わせている人々に気づきのよすがを与えたい」と記している。瀬戸内氏が受けている尊敬の危うさを、浮き彫りにする一書となった。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「煩悩の闇」か、それとも「長寿社会の理想」か 瀬戸内寂聴を霊査する』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1149

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