2014年6月号記事

特別編

4月5日(現地時間)、米カリフォルニア州で開催された「第47回ミスダンスドリル米国際大会」で、幸福の科学学園チアダンス部の中学生チームが総合優勝、高校生チームが部門別で準優勝しました。今回は特別編として、同部顧問の桜沢教諭に、優勝までの軌跡と教訓について振り返っていただきます。

ハッピー教育相談室

学園熱血教師のアドバイス(特別編)

幸福の科学学園高校 第2学年主任 社会科教諭 チアダンス部顧問

桜沢正顕

国際大会で、生徒たちは最高の演技ができました。一つひとつの技が決まるたびに、会場から大歓声と拍手が沸き起こり、生徒と観客が一体となった感覚を覚えました。

演技を終えた時点で、すでに生徒たちは涙を浮かべ、「このメンバーで良かった」「支えてくださる方々の愛を感じながら踊れた」「踊りながら、幸せで涙が出た」と、互いの健闘をたたえ合っていました。

そして、閉会式で中学生チームの「総合優勝」が発表された瞬間、私もうれしくて飛び上がってしまいました。

閉会式後、現地のたくさんの方々が「Good Job!」と祝福してくれ、アメリカのダンスドリル協会の会長も、「遠くから来てくれてありがとう。素晴らしい演技だった」と、生徒全員と握手を交わしてくれました。

「あと一歩」という悔しさと自信を胸に

中学生チームは、昨年もこの大会に出場し、優勝チームと0・5点という僅差で、世界一に届きませんでした。しかし、この時に味わった「あと一歩」という悔しさ、また、逆に「世界の舞台でここまでやれた」という自信が、その後、チームを大きく成長させてくれました。

ただ、今回の大会に出場したメンバーには、昨年8月に国内大会で優勝したメンバーである2、3年生だけでなく、当時入部したばかりで出場していなかった1年生も加わります。

その1年生を国際大会のレベルにまで育てるべく、上級生は時に厳しく叱咤激励し、1年生も先輩との演技のギャップを埋めようと、必死に努力してきました。もちろん、技術面だけでなく、精神的なプレッシャーとも戦ってきました。