韓国と、台湾。ともに終戦まで大日本帝国の領土だった二つの地域で、なぜこうも日本に対する見方が違うのかは、たびたび議論の的になる。嘘っぱちの「従軍慰安婦問題」に固執して日本を侮蔑する韓国とは対称的に、台湾では日本統治時代を生きた人々を中心に親日家が多く、後藤新平や児玉源太郎、八田與一といった、台湾の発展に尽くした当時の日本人がいまだに尊敬されている。

そうした台湾親日家の中心人物といえば、元総統の李登輝氏だろう。1996年に台湾初の直接選挙で行われた総統選で当選した、台湾民主化の象徴的な人物である。京都帝国大学に学び、学徒出陣も経験。武士道を愛し、北京語よりも日本語の方が堪能という親日家だ。

著作や講演活動などを通じて、日本を励まし続けてきた李氏。91歳になった今、台湾や日本について何を思うのか。大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は、李氏の守護霊を招霊し、インタビューを敢行。その内容は『日本よ、国家たれ! 元台湾総統 李登輝守護霊 魂のメッセージ』という題で、3日から全国の書店に並ぶ。

李氏の守護霊は、韓国が日本に歴史問題を吹っかけていることについて、「許しがたい暴挙」と一刀両断。戦前の日本人が、いかに武士道精神を体現した気骨あふれる人々だったかを、涙ながらに訴えた。本書は、アメリカに牙を抜かれて漂流する戦後日本に対する台湾親日家の残念な念いや、日本への本心からの期待が詰まった感動作と言える。日本の台湾、韓国統治の実情、歴史問題の見方などがバランスよく語られており、東アジアの国際政治を考える上での最良のテキストともなりそうだ。李氏の大物政治家としての衝撃の過去世も明かされている。

日本が謝罪するなら、それは韓国に対してではなく、中国との関係を優先して見捨ててしまった台湾に対してだと、李氏守護霊は述べる。日中国交回復よりこの方、ODA(政府開発援助)などで共産党政権を肥えさせたツケが、国防の脅威という形で日本に跳ね返ってきている。真に国益に適う日中関係、日台関係のあり方が問われている今、心の底から日本を思う、台湾の「哲人政治家」の声に真摯に耳を傾けるべきではないか。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『日本よ、国家たれ! 元台湾総統 李登輝守護霊 魂のメッセージ』 大川隆法著

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