政府軍と反政府派の衝突が続く南スーダン情勢について、隣国のエチオピアのハイレマリアム首相が、「近い時期に停戦が可能だ」と発言したことを、8日付日経新聞が報じました。

南スーダンと言えば、駐屯している韓国軍の部隊に、日本が銃弾1万発を無償供与したものの、韓国政府がその経緯を事実とは異なる形で発表したことが、新聞やテレビで取り上げられました。ではこの南スーダンで、一体、何が起こっているのでしょうか。

日本人には馴染みが薄いかもしれませんが、南スーダンは2011年、住民投票を経て、スーダン共和国の南部10州が分離独立し、アフリカ大陸の54番目の国として誕生しました。日本は05年以降、独立前の南部スーダン自治政府の頃から経済援助を行い、11年には自衛隊を派遣し、PKO活動によって支援を続けてきました。

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