大川隆法総裁公開霊言レポート
「タイ・インラック首相の本心直撃インタビュー」
仏教国タイの混迷 - インラック首相の守護霊に直撃インタビュー
2013年12月31日収録
タイの政治的な混乱は、解決策を見いだせないまま、年越しを迎えた。2013年12月、インラック首相は下院を解散し、2014年2月の総選挙で民意を問うと発表した。これに対し、選挙では劣勢になる可能性が高い最大野党の民主党は、選挙のボイコットを表明。首都バンコクで行われた反政府デモでは、参加者が25万人に膨れ上がるなど、先行きは不透明だ。インラック首相は、首都バンコクを離れ、与党・タイ貢献党の地盤である北部・東北部で過ごす時間が長くなっている。
そうした中で、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は2013年12月31日、インラック首相の守護霊を呼び、英語による公開霊言を行った。
※大川隆法総裁による「タイ・インラック首相の本心直撃インタビュー」の映像は1月1日(水)より緊急開示、日本語字幕付きは、7日(火)より開示され、全国・全世界の幸福の科学の支部・精舎で拝聴できます。なお、この内容を収めた書籍は1月中旬ごろ、全国の書店で発売予定です。
タイの混乱に頭を悩ますインラック首相の守護霊
タイの混乱は、2013年秋に端を発する。インラック首相の出身政党である与党・タイ貢献党が、首相の実兄で、実刑判決を受けて国外逃亡中のタクシン元首相を対象に含む、「恩赦法案」を成立させようとした。
恩赦法案は、同年11月に廃案となったが、最大野党・民主党や、ステープ元副首相(現在は民主党を離党)が率いるデモ隊の怒りは収まらず、財務省を占拠したり、首相府を取り囲むなどしたりして、インラック政権に政治改革を要求。選挙で選ばれた議員ではなく、各種団体などから代表者・有識者400人を集めてつくる、「人民会議」への権力移譲を求めている。
なお、インラック政権に抗議する大規模な反政府デモでは、12月末までに、5人が死亡、200人以上が負傷。「微笑みの国」と呼ばれた、仏教国タイの混迷が深まっている。
招霊されたインラック首相の守護霊(以下、インラック守護霊)は、民意で誕生した政権がデモ隊などの反政府運動で倒されてきたタイ政治の歴史を念頭に、ため息まじりにこう語った。
“in historical Thailand culture, people cannot understand the real democracy. They are very obedient to legitimacy of the king, one king. So, they are very difficult to understand the democracy."(タイの伝統的文化からすれば、人々は真の民主主義を理解することができません。人々は国王の正当性に対して非常に忠実なので、民主主義を理解するのがとても難しいのです)
中国・イスラム過激派の脅威と日本への期待
こうした問題のほかにも、インラック守護霊は、中国の影響力が拡大している現状を憂慮した。
タイ政府は、バンコクを起点とした4つの路線の高速鉄道を整備する計画を進めており、総工費は7800億バーツ(日本円で約2兆5000億円)にのぼる。この計画については、アピシット前首相(民主党)時代に、中国の支援による整備を行うことで合意していた。だが政権交代後、インラック首相は方針を転換し、国際入札の実施を決めた。2014年に、日本をはじめとする中国、韓国、フランスが受注を目指す状況だ。
しかし、2013年10月にはタイ国会で、中国の李克強首相が、高速鉄道における中国への支持を訴える演説を約30分にわたって行い、国会議員から大きな拍手が送られた。こうしたタイにおける、中国の経済的な影響力の高まりについて、インラック守護霊は、こう懸念を示した。
“in the spiritual meaning, communism is prone to deny religion including Buddhism so it's not so good. If China has intension of intruding us and around Thailand, it's bad future for us to receive or to expect."(霊的な意味においては、共産主義は仏教を含めた宗教を否定する傾向にあるので、あまり良いとは言えません。中国が、私たちやタイの周辺を侵略する意図を持っているとしたら、私たちを待ち受けているのは不幸な未来です)
さらに、マレーシア国境に近いタイ南部では2004年以降、イスラム過激派の武装勢力が分離独立を求めて、軍の基地や民間人を襲撃したり、爆弾によるテロ行為を重ねており、約5500人が死亡している。同じ仏教国である隣国のミャンマーでも、イスラム過激派と仏教徒の衝突が繰り返されており、仏教の僧侶たちが銃などで武装しなければならない状況に陥っている。
こうした状況について、インラック守護霊は、自分たちも同じ運命をたどるかもしれないと話し、対中国も含めた、日本への期待をこう語った。
“if Japanese political power accompanied by your military power, for example, self-defense army, can cooperate us to protect our country, it's very welcome."(もし日本の政治権力が、軍事力を伴って、たとえば自衛軍によって、我が国を守ることに協力してくれるなら、大歓迎です)
「21世紀はアジアの時代」と言われるように、発展途上の東南アジア諸国は現在、外国から様々な投資を呼び込んでいるが、共産党一党独裁の中国による影響力拡大も懸念されている。南シナ海に目を向ければ、中国はスカボロー礁の領有をめぐってフィリピンと対立、パラセル諸島の領有をめぐってベトナムと対立するなど、海上での発砲事件も起きている。経済力・軍事力ともに脆弱なタイをはじめとする東南アジア諸国は、アメリカや日本という大国の支援を期待しているわけだ。
仏陀は再誕する
またインラック守護霊は、タイの人々の95%が信仰する上座部(小乗)仏教の考え方についても言及。上座部仏教では、約2500年前に涅槃に入った仏陀について、涅槃の境地にあるということは、二度と地上に戻って来ないと解釈されていると説明。人間の本質が魂であり、その魂が何度も地上に生まれ変わる「転生輪廻」の思想と合わせて、こう語った。
“in the traditional Theravada Buddhism, reincarnation is a bad meaning. It means life throwing away the dice so your fate is unstable and sometimes it belong to the realm of devils in this world."(伝統的な上座部仏教では転生輪廻は悪い意味なのです。それは、サイコロを振るような人生を意味しており、運命は不安定で、この世の悪魔の領域に属する場合もあるということなのです)
だが、この考えは明らかに間違っている。100カ国以上に1000万人を超える信者を抱え、世界の恒久平和と繁栄のために活動を続ける、大川隆法総裁は2013年秋以降、このタイ仏教における間違いを、次のように指摘している。
「『霊界の世界が実在の世界だ』という考え方が、『この世が、悪魔の世界である』とか、あるいは『生まれて来ないほうがいい世界だ』という風に、固定的に考えているなら、考えに間違いがある」「(仏陀が)悟ったら、もう二度と、絶対にこの世に還って来れないとなると、誰が得をするんですか。(中略)『悪魔の世界には手を出さない』という約束になりますよね。これはおかしい」(2013年11月10日 法話『宗教と唯物論の相克』より抜粋)
つまり、仏陀がこの世に還って来ないことで得をするのは悪魔であり、その思想を信じることは、仏陀を排して悪魔を呼び込むことにつながる、ということだ。
さらに大川隆法総裁は、一定の期間、男性が出家するタイの慣習と、タイでエイズ患者が100万人以上に膨れ上がり、同性愛、売春、麻薬、犯罪的なビジネスが横行している社会問題との関係について、こう指摘している。
「出家を経験さえすれば、昔のキリスト教の免罪符のように、それさえしていれば、両親に功徳を積んで、孝養を尽くしたことにもなるし、自分も天国に行ける保証を得たみたいな気分になることもあるのか。そうした禁欲させられた反動が、正反対のほうに出る気があるようにも見えます。これが1つと、もう一点は、やはり異性を罪悪視する考え方というのは、同性愛者が増える傾向にあるんです」(2013年10月23日 法話『比較宗教学から観た「幸福の科学」学入門 ―性のタブーと結婚・出家制度―』より抜粋)
大川隆法総裁は「再誕の仏陀」である
大川隆法総裁は、1986年の立宗以来、2100回以上の説法を重ね、1400冊を超える書籍を発刊。その書籍は26言語以上に翻訳され、世界中の人々に読まれている。また、「霊界の存在証明」として2010年ごろから再開された、「公開霊言シリーズ」では、これまでに300人以上の霊人の言葉を語り下ろすという、「常識」では考えられない現象を起こしている(いずれも2013年末時点)。今回のインラック守護霊の霊言も、この「霊界の証明」の一環である。
あの世の霊存在の言葉を語り下ろす霊言現象は、高度な悟りを開いた者に特有のもの。これは、釈迦がそなえていた六大神通力の1つで、あの世の霊たちの声を聞くことができる能力「天耳(てんに)」に相当する。
また、南方仏教では、釈迦は紀元前624年ごろに生まれたとされ、インドのアジャンタ石窟寺院には「未来仏」が描かれているが、このアジャンタ村には、釈迦は入滅後の2500年後に再び生まれるという伝説が語り継がれている。その2500年後にあたる1956年には、世界の仏教国で仏陀入滅2500年を記念する式典が執り行われたが、その年の7月7日に生まれたのが、「再誕の仏陀」である大川隆法総裁なのだ。
大川隆法総裁の教えの中には、「霊性革命」という概念があり、それは、人々が霊的な世界や神仏の存在を信じ、人間として真に価値のある生き方を目指す、精神的な革命を意味している。
アジア以外にも、中東やアフリカなど世界の様々な地域で紛争は絶えない。そうした世界が混迷し、人々が迷いの中にある今、「再誕の仏陀」が日本に生まれ、現代の人々に必要な教えを説いている。タイをはじめ、多くの人々がこの真理を手にした先に、世界の恒久平和と繁栄が待っている。
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2014年1月号本誌記事 仏教国が「乱れる」理由/戒律の目的は心の平安を得ることにある
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2014年1月号本誌記事 宗教の戒律は人間の幸福と社会の発展にプラスになるか? - 「比較宗教学から観た『幸福の科学』学入門─性のタブーと結婚・出家制度─」 - 大川隆法総裁 幸福の科学大学シリーズ 法話レポート
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2014年1月号本誌記事 世界中の唯物論と戦う幸福の科学の覚悟 - 「宗教と唯物論の相克」 大川隆法 法話・霊言レポート
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2011年12月号本誌記事 【無料記事】「霊言」とは何か-大川隆法のスーパー霊能力
http://the-liberty.com/article.php?item_id=3159
詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か
※大川隆法総裁による『タイ・インラック 首相(守護霊)に本心直撃インタビュー』の映像は、1月11日(土)よりタイ語吹替え版をタイ支部にて拝聴できます。なお、この内容を収めた書籍は1月末ごろ書店で発売予定です。
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