英シェフィールド大の研究チームはこのほど、宇宙から来たと見られる生命体が地球の大気から発見されたと発表した。「宇宙学誌(Journal of Cosmology)」に掲載されたもの。

このチームは7月31日、ペルセウス座流星群の発生に合わせて観測用気球を打ち上げ、高度2万7千メートルほどの大気を回収し分析した。その結果、その中に珪藻(けいそう)のような微小な生命体が含まれていることが分かったという。

研究チームによれば、直前に火山の噴火などは確認されておらず、この生命体は地表から運ばれたものとは考えられないという。「宇宙学誌」に掲載された論文は、「珪藻片を回収した際に、地上から成層圏にそれを運びうるメカニズムがなかった以上、成層圏の上から地球に来ていたものであるはずだ」と結論づけている。

「宇宙からの生命体」というと、タコ型の火星人や、アーモンド形の目をしたグレイ、爬虫類型のレプタリアンなど、奇妙な姿をしたエイリアンを思い浮かべる人が多い。しかし、今回の微小な生命体をはじめ、様々な生物が宇宙由来である可能性は捨てきれない。もし万が一、地球と宇宙とで生態系がつながっているのだとしたら、とても興味深い発見になることだろう。

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