アメリカのメイン州ポートランドで6日から8日にかけて、エイリアンによるアブダクション経験者たちが集うエイリアン・アブダクション会議「イクスペリエンサー・スピークス(経験者が語る)」が開かれ、十数人のアブダクティーが証言した。

複数の地元紙に有名な事例の証言がいくつか取り上げられている。

一例をあげると「アラガッシュ・アブダクション」。1976年、メイン州のアラガッシュ原生自然保護河川でカヌーに乗っていたジム・ワイナー氏ほか3人が、木の上にUFOが現れたとたん意識を消失。気付くと体力は消耗、点けたばかりの焚き火は燃え尽きていた。その後、彼は悪夢を見るようになり、退行催眠でアブダクションの事実を知る。

また同年、アリゾナの森林で働くトラヴィス・ウォルトン氏が森の中で5日間と6時間アブダクションされたのを、同僚のスティーブ・ピアース氏が目撃。彼は殺人の疑いすらかけられ35年間真実を話せなかった。この事件を元に「ファイヤー・イン・ザ・スカイ」という映画が製作された。

こういった証言をすることは、アメリカにおいてでさえ勇気が必要で、下手をすると村八分、教会から追放、社会の嘲笑などを受ける。そこで、同様の経験者のオードリー・ホウイングス氏が、「スターボーン・サポート」というアブダクション・セラピーのネットワークを立ち上げ、アブダクション会議を開いたところ、あっという間に10の支部ができたという。大きなニーズがあるということだ。

カナダの核物理学者でUFO研究家スタントン・フリードマンは、「一部の政府関係者が、これらの事件を隠している。いわば宇宙の"ウォーターゲート事件"だ」と訴える。しかし、証言者も「これらを世に告げ知らせるのが市民としての義務」と負けていない。

アメリカでは、MUFONなど大手のUFO組織が公立の図書館でUFO講座を開くなどしている。努力のかいあって、ハフィントンポスト紙が9月始めに世論調査をしたところ、大人の2人に1人が宇宙人の地球来訪を信じているという結果が出た。宇宙人は、すでに常識の一部となっているようだ。(純)

【関連書籍】

幸福の科学出版HP 『トーマス・エジソンの未来科学リーディング』 大川隆法著

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