自虐史観の払拭を掲げる宗教政党「幸福実現党」の党役員や党員約40人が15日、大戦で亡くなった300万の英霊に哀悼の意を表すべく、靖国神社に参拝。釈量子党首は「戦後68年目の今日、日本の誇りを何としても取り戻す、という決意を新たにさせていただきました」と語った。
同党の関係者は、早朝7時半に第一鳥居前に集まり、釈党首を先頭に参道を進み、神社の本殿に上がって「昇殿参拝」を行った。どの政党よりも「慰霊」の意味をよく理解している釈党首は、終始落ち着いた様子で、拝殿から回廊を通って本殿に進み、玉串奉納を行った。
参拝後、釈党首は、「日本の誇りを取り戻す」ことを英霊に誓ったことを話し、参拝に訪れない安倍晋三首相に対し、「日本を守るために命を捧げられた英霊の皆様方へ感謝と慰霊の想いを伝えられないというのは、日本の首相としていかがなものかと思います」と指摘。今後、安倍首相に対し、10月に執り行われる秋の例大祭などでの参拝を強く求めていくと明かした。
その後、東京・赤坂の同党本部ビル「ユートピア推進館」に場所を移し、「終戦の日 英霊への慰霊と感謝の集い」を行った。
釈党首が、「先の大東亜戦争は、欧米列強から、アジアの植民地を解放し、白人優位の人種差別政策を打ち砕くとともに、わが国の正当な自衛権の行使としてなされたもの」「アジアの同胞を解放するための聖戦」「先の『河野談話』『村山談話』は、遡って無効であることを宣言する」とした「大川談話―私案―」を読み上げ、祈願式を執り行うと、多くの参列者が涙を流し、英霊たちに思いを馳せた。2回に分けて行われた集いには、合わせて約600人が参列した。
大川談話の意義について、釈党首は「先の大戦は、欧米の植民地支配を打ち砕く聖戦であり、日本神道の神々の熱き思いを実現したものということで、河野・村山談話における自虐史観を払拭するという大きな霊的な意味もあると思います」と話している。
政治家の靖国参拝は、政治問題として取り沙汰され、悪質なメディアによって外交問題化されるなどしてきた。しかし、15日は厳しい猛暑の中、多くの人々が参拝に訪れ、列がとぎれるどころか、参道は参列者で埋めつくされた。たとえ学校教育で「日本は先の大戦で悪いことをした」と教わったとしても、人々の心から真実は消えないということなのかもしれない。
先の大戦を正しく評価し直すとともに、「慰霊」「供養」について考える夏としたい。(光)
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