いよいよ21日は参院選の投票日です。マスコミ各社は世論調査の結果、「自民党の圧勝」と予測しています。今のままだと、投票率もだいぶ下がるという予測もあります。「もう結果は決まっているから」と、投票に行かなくてもよいと思っている人も多いでしょう。

しかし、マスコミが選挙の結果を決めるわけではありません。決めるのはあくまで国民・有権者です。実際、マスコミ調査でも「まだ投票先を決めていない人が4割ぐらいいる」と言っています。ということは、一人ひとりの投票によって、予測を覆すことも可能なのです。

では、今回の参院選で大切な争点は何でしょうか。マスコミでは「ねじれ解消」が最大の争点と言っています。しかし、そんなテクニック的なことが本当の争点ではないはずです。

そもそも政治の目的とは何でしょうか。それは「国民の幸福の実現」です。

経済的な豊かさや、家族の幸せもそうでしょう。そして何よりも、この国が他国の侵略に遭わないことが大切です。なぜなら、他国に侵略され占領されたならば、個人の自由が奪われ、生命の保証もなくなるからです。

日本は戦後70年近く、平和が続きました。しかし、世界を見れば常に戦争や内乱が続いています。今も、隣の朝鮮半島では、北朝鮮と韓国がにらみ合い、中国や韓国が日本の領土を奪おうとしています。

日本の平和が続いたのは、平和憲法のおかげだと言う人もいます。しかし、そうではありません。アメリカという超大国が核の傘で守ってくれていたからです。

でも、アメリカも今は国内問題で手いっぱいで、軍事費をどんどん削減しています。日本の米軍基地も、次々と撤退していこうとしています。

それをチャンスとして狙っているのが中国や北朝鮮、韓国です。中国は露骨に尖閣を「自国の領土だ」と言い張り、今にも奪おうとしています。尖閣を中国に取られれば、沖縄も危ないでしょう。

しかし、このようなことを、自民党も含めて、きちんと国民に説明しません。マスコミもまた、きちんと報道しません。しかし、本来、今回の最大の争点は「国防」であり「憲法改正」であるはずです。今、憲法9条を変えなければ、日本は他国の侵略に対してきちんと防衛できないのです。

このような国家の危機が来ているにもかかわらず、左翼勢力を中心に、「日本は先の戦争でアジアの国々に多大な迷惑をかけた。だから、二度と戦争を起こしてはならない」という「刷り込み」をずっとしてきました。

しかし、「日本は悪い国だ」と子供たちに教え込んで、その国の将来が良くなるでしょうか。次第に国民は自信を失っていき、他国の侵略に対してもきちんと反撃できない状態になってしまいます。

今、大切なことは、「日本の誇りを取り戻す」ことです。

「自虐史観」という戦後の洗脳から脱却して、「日本は悪い国ではなかった。素晴らしい国だった。そして今も、これからも、世界に対して良い影響を与えていく国なのだ」という、誇りと自信を取り戻すことです。

そうすれば、日本は自信を持って、経済的にも発展し、精神的にも世界に良い影響を与えていくことができます。

ただ目先の景気が良くなるとか、老後の不安を解消したいとか、選挙で票目当てに、口当たりのいいことばかりを言う、人気取りの政治家が多くいます。そのような小さなことだけで政治を選択していては、この国の未来は開けないでしょう。もっと大きな夢、大きな理想を掲げて、日本の政治を良くし、世界のリーダーとなっていけるような政治家を、私たちは選ぶべきではないでしょうか。

一人ひとりの一票が、明日の日本を決めます。ぜひ投票に行って、日本の未来をつくる担い手となりましょう。(仁)

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