アベノミクスの効果で一息ついたとは言え、経営者を取り巻く環境は相変わらず厳しい。

中国経済の失速は次第に明らかになりつつあるし、消費税の増税による冷え込みも予想される。日銀はインフレ目標2%を掲げて金融緩和を続けるが、デフレ基調はそう簡単には改まりそうにない。

こういう先行き不透明の時代には、従来のセオリーが通じないため、経営者にとって判断に迷うことが多い。そこで注目したいのが、経営者を対象とした幸福の科学の公開霊言シリーズだ。

これまで、松下幸之助、井深大、盛田昭夫、土光敏夫ら戦後の名経営者をはじめ、岩崎弥太郎、安田善次郎、渋沢栄一、豊田佐吉など、明治期の大企業家、さらに最近の経営者では稲盛和夫氏、柳井正氏、三木谷浩史氏らが霊言に登場している。

このラインナップに新たに加わるのが、ダイエーの創業者・中内功だ。14日に全国書店で『ダイエー創業者中内功・衝撃の警告 日本と世界の景気はこう読め』(大川隆法著、幸福の科学出版刊)が発売された。

ダイエーは、日本のスーパーマーケットの草分けで、「日本の物価を2分の1にする」と宣言して、安売り路線で全国にチェーン展開し、日本を代表する小売業となった。

「消費者主導型」の経営スタイルは、それまでの生産者中心の日本型経営にあって、まさに“革命的"な存在となった。メーカーの雄・松下幸之助とライバル関係となり、「適正価格か、安売りか」で、30年にもわたってぶつかったことは、経営史上に語り継がれる伝説の戦いとなった。

そんなダイエーを創業した中内功だけに、霊言でも、松下幸之助の経営哲学とは異なる考え方を展開、「私のほうが、(松下よりも)やや、未来社会を先取りした」と、経営者としての自信をのぞかせた。

生前から勉強家として知られていただけに、ユニクロや楽天など後輩経営者へのアドバイスや日本経済の今後の見通しなど、切れ味の鋭さは、「さすが」と思わせる内容となった。

一時代を築いた人ならではの経営論は、乱気流時代の経営者にとって、珠玉のヒントとなるだろう。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『ダイエー創業者中内功・衝撃の警告 日本と世界の景気はこう読め』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=979

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