村上春樹は、何を考えているのか――。それを余すところなく明らかにした、世界が注目すべき守護霊独占インタビューが、12日に発売される『村上春樹が売れる理由 深層意識の解剖』(大川隆法著)だ。

4月12日、未明、書店にできた行列は記憶に新しい。人々がこぞって求めたのは、村上氏の長編小説『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』だ。世界的なブームを創り上げた超人気作家の3年ぶりの長編小説は、当たり前のように今年上半期のベストセラー第1位にランクインした。

1979年に『風の歌を聴け』で作家デビューして以来、村上氏は『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』など世界的ヒットを飛ばし、ノーベル文学賞の最有力候補と目されている。読みやすい文章と、極めて難解な物語のコントラストを含んだ彼の作品は、今や世界的なムーブメントだ。

この村上氏の守護霊に幸福の科学の大川隆法総裁がアクセスし、その深層心理を"丸裸"にしたのが、本書『村上春樹が売れる理由 深層意識の解剖』だ。守護霊とのやり取りを通して、村上春樹ワールドの表と裏が白日のもとにさらされる。

作風もさることながら、「村上春樹」が目を引くのはそのマーケティングの手法だ。発売日を予告するものの、内容について事前に情報を一切漏らさず、発売を楽しみにしている読者の“飢餓感"をこれでもかとばかり高める。スティーブ・ジョブズのアップル社が長けていた、「ハングリー・マーケティング」という手法だ。

『村上春樹が売れる理由 深層意識の解剖』で、村上氏の守護霊は「国際レベルでのマーケティングができる作家」と自負する。謎めいたタイトルとの相乗効果も相まって、発売前からファンの間で展開される「村上祭」の、そのカラクリが本書で明らかにされる。

また最近の「村上春樹」を語るには、その政治的な考え方にも迫らなければならない。日本政府による尖閣諸島国有化を受けて中国で反日運動が激化していた昨年9月、村上氏は朝日新聞に寄稿。誰も住んでいない小さな島の領土問題を原因に文化交流を止めてはならないと主張した。

朝日新聞はこれまでも、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏らに「憲法改正反対」など自社の主張を代弁させてきた経緯がある。寄稿の背景には、中国の侵略行為である尖閣問題を、村上氏を担ぎ出してうやむやにしようとする朝日の戦術が見え隠れする。

中国は警戒すべき脅威なのか、あるいは親密にお付き合いしていくべき巨大マーケットなのか。『村上春樹が売れる理由 深層意識の解剖』は、中国の軍拡の問題や平和について、「村上春樹」がどう考えるのかを明らかにする。「村上春樹」の政治的見解を明らかにした守護霊霊言は、今後の村上氏がどのような主張を展開し、「村上春樹ワールド」がどのように移り変わっていくのかを見通す上でも、大変興味深い。

本書を通じて、いま世界が、「村上春樹」の心の奥に目を向ける。

【関連書籍】

幸福の科学出版HP 『村上春樹が売れる理由 深層意識の解剖』 大川隆法著

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アマゾンの同書紹介ページ

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2012年10月8日付本欄 村上春樹を担いで、領土問題をうやむやにする朝日記事は「やらせ」か?

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2012年9月28日付本欄 朝日新聞に村上春樹氏が寄稿 文化交流を盾に領土侵略を許容

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