5月28日から全国書店で発刊された『本多勝一の守護霊インタビュー―朝日の「良心」か、それとも「独善」か』が話題を呼んでいる。本多氏が編集委員を務める「週刊金曜日」の編集後記でも「早速購入、拝読」したことが編集者によって書かれ、関心の高さを伝えている。
「週刊金曜日」は、朝日新聞のエース記者だった本多氏や筑紫哲也氏らが「日本で唯一の、タブーなき硬派な総合週刊誌」と銘打って1993年創刊。本多氏は95年から97年に編集長、それ以降は編集委員を務めている。
最新号の5月31日号でも、「世界が警戒する歴史観 安倍晋三首相の本音」という特集を組んで、安倍首相の歴史認識を批判。本多氏自身もコラムで橋下徹大阪市長の「慰安婦発言」について強く批判を加えている。
同号の編集後記で『本多勝一の守護霊インタビュー』について書いているのは町田明穂氏。少し紹介すると、
「『日本の歴史認識問題をくつがえす世紀のスクープ!』のコピーに惹かれて早速購入。期待に胸を膨らませて拝読と相成りました」
しかし、「私の知性と信仰心のなさでしょうか。どうにも理解ができません」と素直に告白。
「『金曜日』では本多編集委員の『守護霊』にコンタクトする術を持たないため、実現不可能な企画です」と、半ば守護霊を認めている様子も。
肝心の本多氏からのコメントは入っていないが、ご本人は読まれてどう感じておられるのか。その「本心」を伺いたいところだ。だが、この編集後記を読んでも、「週刊金曜日」のみならず朝日新聞系に大きな影響を与えていることは想像に難くない。
ところで、本多氏の守護霊は同書の中で、本人が所属していた朝日新聞について、興味深いことを語っている。
「朝日に行ったやつはねえ、元は、みんな軍国主義者なんだよ。それが、みんな寝返ったのよ。ほんとは負けたのが悔しいのさ。負けたのが悔しいから、負けた国をいじめてるんだよ」
「負けた国」とは、もちろん日本のことだ。確かに戦時中、最も過激に戦争を賛美していたのは朝日新聞だった。それが戦後、百八十度旋回して、反戦平和のトップランナーとなり、自虐史観を広めた。
その朝日も今、大きな転換点に来ている。かつて礼賛していた北朝鮮や中国の「正体」が明らかになり、本多氏など朝日が中心となって喧伝した「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」が、今や日本を滅ぼす“自爆装置"になりかねない状態だからだ。ここで方針転換がなければ、本当に「売国新聞」になってしまう。
本多氏の守護霊は最後に、「呼んでくれて、話を聞いてくれて、何となく、気持ちのいい感じの光が少し入ってくるんだよな」と語り、「改心」の機会を与えられたことを感謝している様子だった。
してみると、この「週刊金曜日」の編集後記も、本多氏ならびに朝日系からの「エール」なのか。今後の本多氏、そして朝日新聞に注目したい。(仁)
【関連記事】
2013年5月25日付本欄 歴史認識を正す必読書 東條英機と本多勝一の霊言が緊急発刊
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=6091
【関連書籍】
幸福の科学出版HP 『本多勝一の守護霊インタビュー』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=956
アマゾンの同書紹介ページ