原子力規制委員会は「敦賀原発(福井県)2号機の直下に活断層がある」と断定した有識者の報告を22日、受け入れた。活断層上の原発の設置を認めない新規制基準が7月に施行されるため、敦賀原発の廃炉の可能性が高まってきた。23日付各紙が報じた。
規制委は、日本原子力発電が活断層を否定するデータを出さない限り、敦賀原発の再稼働の審査をしないという。しかし、本誌でも繰り返し指摘している通り、活断層が敦賀原発の直下に本当にあったとしても、それは「かつてそこで地震が起きた」ことを示しているだけであり、地震の兆しではなく、原発事故につながるものではない。
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