皇太子ご夫妻は30日、オランダのアレクサンダー新国王の即位式に参列された。

長期療養が続く雅子妃が海外を公式訪問するのは10年4カ月ぶりで、オランダの現地紙も1ページの特集を組むなど大きく報じている。28日にオランダのスキポール空港に到着された雅子妃は、タラップから降りられたあと、報道陣に手を振られるなど元気なご様子を見せられたが、体調を考慮して29日のベアトリックス女王主催の晩餐会には、皇太子殿下のみが参加された。

雅子妃は体調の回復に合わせて活動の機会を増やされている。その背景には、雅子妃が体調不良で十分な公務が果たせないなかで、皇太子殿下の皇位継承を懸念する声が上がっていることも影響していると考えられる。特に、宗教学者の山折哲雄氏が「新潮45」(3月号)で「皇太子殿下、ご退位なさいませ」という論文を発表し、大きな波紋を呼んでいる。

雅子妃には強いストレスによって社会生活が送れなくなる「適応障害」という診断が下されている。米ハーバード大学を卒業され、外務省入省後は最前線で外交の仕事に携わられたのに対し、皇室では政治的な責任を問われないように発言を制限されてしまう。それが過度のストレスとなって、適応障害を引き起こしていると言われている。

大川隆法・幸福の科学総裁は4月12日に皇太子殿下の心中をお伺いするため、皇太子殿下の守護霊を招霊した。そのなかで、皇太子殿下の守護霊は、「本当は、雅子も公務ができたのですけれども、雅子が公務をできるようにするためには、『皇室改革』が必要だったのです」と言及されている。

今回は、万全でない体調を押して何とかオランダ訪問を実現されたが、発言の多くを制約される状態が続けば、雅子妃が全快されることは難しいだろう。

雅子妃が本格的に公務に復帰できるかは、皇族の方々がある程度自由にご発言できるような皇室改革が進むかどうかにかかっている。

(伊藤希望)

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