主要20カ国・地域(G20)財相・中央銀行総裁会議が、18日から2日間、米ワシントンで開かれた。世界から注目を集める、日銀のいわゆる「異次元緩和」については、デフレ脱却を目指す内需刺激策として一定の評価を得た。

一方で、共同宣言には「競争的切り下げを控え、輸出競争のために為替相場を利用しない」という表現が盛り込まれた。2月のG20でも確認された内容だが、各国が採用する金融緩和の目的はあくまでも内需の刺激であるべきで、為替操作に使われてはならないと、釘を刺した格好だ。

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