尖閣など、周辺諸国との領土問題。経済成長のため環境対策を怠ってきた結果の大気汚染。これらは、中国社会に、利益のためなら手段を選ばない体質が強いことを物語る。3月2日付英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、そんな中国の国柄を示す新たな話題を1面トップで伝えた。象の密猟と象牙の密輸の問題だ。

以下、同紙から。

  • ベトナム国境に近い中国内で象牙の密輸に携わるシン(男性)は、中国内部まで象牙を運ぶため、不正な手口、賄賂、中国軍のコネなどを利用しているという。象牙の密輸は見つかれば重く罰されるが、1キロあたり1万8千元(約27万円)で売れるのでブラックマーケットの魅力には抗えない。

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