北朝鮮のプロパガンダを発信するウェブサイト「わが民族同士」が27日、北朝鮮の持つ核兵器や長距離ミサイルはアメリカ本土を射程に収めている、という挑発的記事を掲載した。事実なら、アメリカにとって大きな脅威となる。28日付産経新聞が報じた。

北朝鮮はここ数週間、動画や記事などでアメリカへの挑発を続けている。こうした動きを受け、日本の某週刊誌は発売中の号で、アメリカによる金正恩氏暗殺の可能性に関する記事を載せている。同記事によれば、オバマ大統領が1月にCIA新長官に選んだブレナン前大統領補佐官は2011年のビン・ラディン暗殺の実質の統括者であり、「まず殺してから考えろ」が口癖だという。そうした人物をCIA長官につけたオバマ氏は、金正恩氏暗殺を容認しているというのだ。

「金正恩氏の暗殺」は、北朝鮮による3度目の地下核実験の2日後の2月14日、大川隆法・幸福の科学総裁がエドガー・ケイシー霊を通して試みた北朝鮮の未来透視の中にも出てくる。ケイシー霊は、核保有国となって危険度を増した北朝鮮に対するアメリカの行動として、次のような未来を透視した。

「オバマさんは、おそらく、任期中に、金正恩の暗殺を計画すると思われます。すなわち、『(金正恩が)寝泊まりしている所を特定して、ミサイル攻撃をかけるか、あるいは、空挺部隊で急襲をかけて、オサマ・ビン・ラディンと同じようにできないか』ということで、ピンポイント攻撃を必ず計画するでしょう。ただ、ちょっと遅かったですね。ちょっと遅くて、そのときには、もう対抗策をつくられているように思われます」

前述の週刊誌記事はある意味、この未来透視を裏付けるものと言える。北朝鮮の暴走や挑発はアメリカにとって、現実に“首謀者暗殺"の対象になりうるということだ。ただ、霊による透視はあくまで「現状の延長線上であればこうなる」という未来図であり、この世の人間の努力によって変わる面もある。この未来透視を終えて大川総裁は、「北朝鮮が三代で終わり、南北朝鮮が東西ドイツのように平和裡に統合されることを祈りたいと思います」と述べた。

アメリカの堪忍袋の緒はそろそろ切れかけているだろう。ケイシー霊によれば北朝鮮は暗殺計画への対抗策をとるというが、金正恩氏は万が一にもビン・ラディンの二の舞になりたくなければ、アメリカや国際社会に対する愚かな挑発をやめ、一日も早く北朝鮮国民を圧制から解放するべきである。(居)

【関連記事】

2013年2月22日付本欄 「日本は核武装を」平和ボケ日本に幸福実現党・矢内党首が警鐘

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5638

2013年2月15日付本欄 朝鮮半島は軍拡合戦に 安倍首相が傍観できる猶予はない

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5611

【関連書籍】

幸福の科学出版HP 『北朝鮮の未来透視に挑戦する』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=914