2008年10月号記事

日本の近代化を守った「砦」

西南戦争によって、熊本城は天守閣をはじめ、本丸御殿などを焼失する。

昭和35年に天守閣の外観が復元されたが、それからおよそ半世紀、今春、熊本の人々の念願だった本丸御殿が落成。堂々たる威容が創建から四百年の時空を超えて現代に蘇った。

今もなお慕われてやまない加藤清正公の足跡とともに、熊本城がなぜ日本の近代化を守った「砦」なのかを知るため、平成の築城に湧く熊本を訪ねた。

(編集部 木藤文人)