2013年1月号記事

脱原発は“殺人政策"だ

首相官邸前で抗議活動を行う東北地方などからの参加者。

東京・赤坂の首相官邸前で11月9日、「東北人による東北復興のための原発推進集会」が、幸福実現党の福島・宮城・山形の3県の本部の主催で開かれた。3県からは、バスを連ねるなどして参加。首都圏からの応援も含め、約350人が駆けつけた。

参加者は、「東北復興に原発は必要だ!」などと訴えた(写真)。原発事故の放射線による死者はゼロであるにもかかわらず、強制移住が病気の悪化や自殺を招いたことに対し、怒りの声が上げられた。

3県の代表ら4人は内閣府を訪れ、野田佳彦首相あてに「脱原発」方針を撤回し、原発の早期再稼働を進めることを求める要請書を提出。 内閣府の担当者は「原発推進を訴えるために東北の方が来られるとは本当に意外です。皆さんの思いは総理に届けます」と話した。