2008年2月号記事
第1回 社会主義の国の宗教ブーム
2008年の北京オリンピックを境に、中国はどこへ向かおうとしているのか──。現在の体制が強化され、かつての「中華帝国」のような大国が現れるのか? あるいは宗教活動の自由化や政治の民主化が進み、「近代国家」として生まれ変わるのか? そのとき、一つに束ねられてきた13億の人たちはどうなるのか? 中国がどう変わるかによって、日本の未来も左右される。これまで日本ではあまり報じられなかった宗教やメディア、ネットの実情をめぐる現地取材から、「13億人の未来」を探った。
(本誌中国取材班=綾織次郎ほか)