2007年11月号記事

特別鼎談

教育アナリスト 戸田忠雄

規制改革会議専門委員   教育評論家 森口 朗

大阪教育連盟事務局長 以倉孝憲

(司会 本誌編集部)

(とだ・ただお)    1937年兵庫県生まれ。東北大学教育学部卒。長野県の私立・公立高校教員、公立高校校長、予備校校長などを経て、現職。NPO法人XYサタデースクール代表。著書に『「ダメな教師」の見分け方』(ちくま新書)、『学校は誰のものかーー学習者主権をめざして』(講談社現代新書)、共著に『教育バウチャー』(明治図書)など多数。

(もりぐち・あきら)    1960年大阪府生まれ。東京都庁職員。中央大学法学部卒。東京都庁に入り、下水道局、衛生局勤務。95年、都内の小学校に転出。養護学校、都立高校を経て現在は再び東京都庁に勤務。著書に『偏差値は子どもを救う』(草思社)、『授業の復権』『戦後教育で失われたもの』『いじめの構造』(いずれも新潮新書)、『教師は生まれ変わる』(幸福の科学出版)など。
(いくら・たかのり)    1955年、大阪府生まれ。大阪音楽大学卒。兵庫県と大阪府の公立中学校教員を経て、現在大阪府立の養護学校に在職。2002年、大阪教育連盟に加入し、03年より事務局長。日本会議会員。新しい歴史教科書をつくる会会員。著書に『「教育改革」はなぜ失敗するのか』(PHP研究所)がある。

ゆとり見直し・徳育・いじめ対策をめぐって大激論!

9月中旬、突然辞意を表明した安倍前首相。すでに改正教育基本法、教育再生三法の成立など、教育分野でも数々の改革がなされてきたが、まだまだ課題は多い。

教育問題に詳しい識者の鼎談を通して、残された論点のあるべき姿を追った。

今月号の前編では、教育再生会議の第一次・第二次報告に盛られた「ゆとり教育の見直し」「徳育の教科化」「いじめ対策」について振り返る。