栃木県や茨城県、千葉県など広範囲を襲った5月6日の竜巻や突風、落雷は、過去最大級の大きな被害となったが、日本もアメリカなどと同様に、本格的に竜巻対策をとる必要が出てきている。

竜巻や突風対策ではアメリカが「先進国」であるので、それに学べる点が多い。アメリカでは、日本の学校で行われている地震対策教育のように、竜巻対策教育を実施している。

そこでは、子供たちに「みんなで手をつないで壁側に寄りかかりなさい」「地下室へ避難しなさい」などと教えている。竜巻を確認してから被害に遭うまで10分程度しかないことも多いので、最小限の時間でどうやって身を守るか、家族を守るかを教えているそうだ。

加えて、竜巻や突風などへの対策は、国民の有事対応能力をつけることにもつながる。

4月の北朝鮮の「人工衛星」と称する弾道ミサイルが、もし日本に落ちてきたらどうなるか。竜巻や突風同様に一刻一秒を争って身を守らなければならない。

もちろん、なぜ最近の日本に大地震や台風水害、竜巻など天変地異が続くのか、その「天意」を汲み取ることが、最大の対処法だろう。それなくしては、これからも天変地異が繰り返し起こされることになる。(弥)

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