2007年2月号記事
総力特集
日本の教育に正義はあるのか
全国各地で「いじめ問題」が噴出し、教育界が大きく揺れている。
多くのケースで共通するのは、いじめられた側が泣き寝入りする、転校か不登校になる、最悪の場合、自殺するという本末転倒の形で事態が「収拾」されている点だ。
なぜ、いじめがなくならず、しかも被害者のほうばかりが深い傷を負う形になっているのか。その最大の原因は、学校・教育委員会が責任逃れのためにいじめを隠ぺいすること。そして、そもそも教育の現場に善悪の価値観や正義が存在しないことにある。
およそ普通の企業社会で暮らす人からは想像もできない、「問題もみ消し能力」が評価の対象となっているような治外法権、マフィアの如き世界がそこには展開しているのだ。
本特集では、学校側に敗れる教育委員会の実態、幸福の科学・大川隆法総裁の緊急提言「いじめ問題について」、そして教育委員会の根本改革のための提言などをとりあげ、編集部の総力を挙げていじめ問題の根本的な解決に取り組んだ。
今こそ、教育改革に意欲を見せる安倍政権の方針に逆行するかのような教育現場に正義を取り戻して教育界を浄化し、いじめを根絶して、子供たちが笑顔で安全に通学できるよう教育を再生すべきときである。