2005年7月号記事

繁栄を築いた人たち

明治以降の日本はまさに“東洋の奇跡”と呼ぶにふさわしい経済発展を達成した。

それは決して偶然に実現したものではなく無数の人々の限りない情熱とたゆまぬ努力によってもたらされたものだ。

激動の21世紀にあたっていかに新たな繁栄を実現するか──

近現代の代表的な経済人からその「繁栄の精神」を学んでみよう。

(不定期連載シリーズ)

松下幸之助 (まつした・こうのすけ)1894~1989

松下電器産業創業者。和歌山県出身。丁稚奉公から身を起こし、世界的大企業を創り上げた。事業部制や完全週休2日制を他に先駆けて実施。繁栄に関する思想家としての一面も持ち、今なお多くの経済人に大きな影響を与えている。