中部電力は22日、浜岡原発の防波壁を18メートルにかさ上げすることを発表した。中日新聞などが報じている。

従来計画では15メートルだったが、福島原発に押し寄せた津波が約15メートルだったことから、高さを引き上げることにした。

2~3年後だった完成目標時期も、来年12月に前倒しする。

震災後4カ月以上経ったことを考えると遅すぎる判断ではあるし、防波壁もできれば20メートルほしいところだが、方向性としては正しい判断だと言える。

大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は、震災の4日後の段階で、「震災復興への道」という法話を説き、その中で、「防潮堤が、マックス(最大)二十メートルあったならば、かなりの被害を防げた可能性はあった」と指摘し、高い堤防をインフラとして整備すべきだと提言している。

浜岡に限らず、津波の危険のある原発については、最低でも15メートル、できれば20メートルの堤防を多少の予算がかかっても整備すべきだ。

次の地震はいつ来るか分からない。とにかく「早く」、そして「高く」堤防を整備する必要がある。それが結局、一番「安く」つくことになるはずだ。(村)