澁谷 司

アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

中国における旧暦の正月である「春節」2日目(2月18日)の深夜、韓国京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)市の烏山(オサン)空軍基地に駐留する米軍F-16戦闘機十数機が、突如離陸した。

大規模な編隊を組んで西へ猛スピードで飛行し、黄海の韓国防空識別圏(KADIZ)と中国防空識別圏(CADIZ)の境界域に直接突入したという(防空識別圏とは、各国が他国からの自国領空への侵入を防ぐため、領空の外側に設けた独自の設定空域のこと)。

これに対し中国側はたちまち大騒ぎになり、解放軍の東部戦区と北部戦区のレーダー警報が鳴り響いた。北京は戦闘機を緊急離陸させ、迎撃に向かわせた。数十機の戦闘機が漆黒の黄海上空で対峙し、一時、緊張は極限に達した。