2025年11月号記事
地域シリーズ 兵庫
人を幸せにする仕事がしたい
繁栄を目指す人々の挑戦
周囲の環境がどのようなものであろうとも、「心の力」を武器に、繁栄への道を切り拓いていくことは可能だ。

日本一の名城と言われる姫路城

雲海の中に浮かぶ竹田城跡
兵庫の地は、多様な魅力に富んでいる。北は日本海、南は瀬戸内海に面し、多くの魚介が獲れ、2つの海にまたがる肥沃な土地にはさまざまな農作物が実る。行基菩薩が復興した有馬温泉や文豪が訪れた城崎温泉といった、全国的に知られた温泉もある。

兵庫の「5つの国」の魅力
明治期に廃藩置県が行われる以前の兵庫は、「摂津・播磨・但馬・丹波・淡路」(上図)という、歴史も風土も異なる5つの国に分かれていた。その多様な歴史と風土から、「日本の縮図」とも呼ばれる。
摂津(神戸・阪神)は、古くから交易の中心地として栄え、港町・神戸を中心に開放的な都市文化が根付く。有馬温泉や宝塚歌劇、阪神甲子園球場もある。
県土の4割を占める広大な播磨は、姫路城や赤穂城下町などの歴史的景観が残り、先染めの綿織物「播州織」や手延素麺など、昔ながらのものづくりが受け継がれる。
但馬は、短編小説『城の崎にて』を書いた志賀直哉が通い詰めた城崎温泉を有し、但馬牛や松葉ガニなどの高級食材もある。国指定史跡の柏原陣屋や雲海に浮かぶ竹田城は、地元の誇りとなっている。
北東部の丹波は、古くから都と山陰地方を結ぶ交通の要衝だった。黒大豆や栗、芋、ジビエ(鹿、猪など)といった豊かな里山の恵みが光る。
瀬戸内海に浮かぶ淡路は、明石海峡大橋で本州と四国とつながる。その地名は、阿波国(徳島)への道「阿波路」に由来するという説もある。
明治以降、この「5つの国」が一体となって、発展を重ねてきた。
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。

有馬温泉に流れる有馬川

松葉ガニ。かにすきは香住発祥

秋の味覚・丹波栗

明石海峡大橋

別宮の棚田
感動を与えられれば、会社は発展する
地域のものを活かしながら新たなものを創造する/たつの市議会議員 和田 みな
「人の温もり」を感じるものが価値を生む/後藤工務店
心がスッキリするほどの美を宿す/デントハリマ
実家のような癒やしを与えたい/あまご村























