2025年1月号記事
政府の仕事は巨大な無駄を生む!
介護保険制度をもっと自由に
介護保険制度利用に「不可欠」とされる「要介護認定」には多くの無駄がある。
介護保険制度が2000年に導入されて25年が過ぎた。当初、ひと月2911円(全国平均)だった介護保険料は6014円(全国平均)と、約2倍以上の負担増となり、介護保険給付費は3.6兆円から13.8兆円へと4倍近くに激増した。しかも給付額の半分は、国と地方の税金で賄われている。
政府丸抱えの介護保険制度は根本的な見直しが必要だが、今回は介護保険制度の"入口"である「要介護認定」の問題点について考えたい。
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